目に視えない私と目が見えない彼
「最上来衣先輩ってさ・・・・・・」
「最上が今日も来るらしいよ」
「最上来衣先輩、大丈夫なのかな」
校舎に入ってからというもの、生徒たちの雑談の中から、やたらと同じ名前が耳に届く。
最上来衣先輩。
生前に何度も聞いたことのある名前だった。
来衣先輩は他校にファンクラブがあると噂されるほどの有名人だった。高身長に整った顔立ち、パーツの配置も完璧で、そこにただいるだけで目立ってしまうような人だった。
来衣先輩の名前が上がるのは生前もよくあることだし、女子生徒のただの恋バナかな?
この時は、来衣先輩の名前が至る所から聞こえてくるのは、本当に人気なんだなあ・・・・くらいにしか思っていなかった。
来衣先輩の身に起きていることに、この時は気付きもしなかった。
「最上が今日も来るらしいよ」
「最上来衣先輩、大丈夫なのかな」
校舎に入ってからというもの、生徒たちの雑談の中から、やたらと同じ名前が耳に届く。
最上来衣先輩。
生前に何度も聞いたことのある名前だった。
来衣先輩は他校にファンクラブがあると噂されるほどの有名人だった。高身長に整った顔立ち、パーツの配置も完璧で、そこにただいるだけで目立ってしまうような人だった。
来衣先輩の名前が上がるのは生前もよくあることだし、女子生徒のただの恋バナかな?
この時は、来衣先輩の名前が至る所から聞こえてくるのは、本当に人気なんだなあ・・・・くらいにしか思っていなかった。
来衣先輩の身に起きていることに、この時は気付きもしなかった。