目に視えない私と目が見えない彼
その後は、特に危険が起きなくてただ見守るだけだった。
私が守護対象者を助けたことといえば、
道路に落ちていたガムを踏みそうになってた、
▶︎ ガムを拾って回避。
授業中に眠ってたのが先生にばれそう、
▶︎ 頭をこづいて起こして回避。
初めての任務は、小さな危険は意外と少なくて、手持ち無沙汰になるくらいだった。
そんな中でも、起きた小さな危険は救うことに成功していた。
あれ、思ったより簡単かも・・・・・・。
安心してどこか気を抜いてしまったのかもしれない。
———この後、
予期せぬ事件が起きてしまった。