目に視えない私と目が見えない彼
第三章

二人目

事務所にいた楓さんは、椅子に座ってデスクでなにやら作業をしているようだった。

「お疲れ様、初任務どうだった?」

「・・・なんだか疲れました」


優しい声で問いかける楓さんに甘えるように伝えた。体力的には疲れを感じないけど、心が疲労したような感じがする。


「初めての任務頑張ったわね。
・・・・・っと、反省会でもしたいところなんだけど、次の任務に行ってもらえる?」


「ええ、わ、わかりました」


本当に休憩とかないんだ。
まあ、体の疲れは全く感じないけど・・・・・・。


〜♬
休む暇もなく、スマホの音楽が鳴る。


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担当する守護対象者は
田口 大和(たぐち やまと) 28歳 男性
職業:桜ヶ丘高校 教師

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今日、私が担当する守護対象者の詳細がスマホに送られてきた。
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