目に視えない私と目が見えない彼
「お前、あいつらになにしたんだよ」
「・・・・・・」
すぐ近くで聞こえたその言葉が、誰に投げかけられているのかわからなかった。私は幽霊で、話しかけられる存在ではないからだ。
「・・・・なあ、お前、昨日会ったよな?」
私は幽霊で姿が視えない。話しかけられるはずがないのに、来衣先輩は私がいる方向に向かって言葉を投げかける。
もしかして、私に言ってる?!
辺りを見渡してみたけど、私以外に誰もいない。
今日は声を出していないのに、何故分かったのだろう。
・・・・・本当に私が視えている?
そんなはずはない。私は幽霊で人には視えていない。それに、来衣先輩は目が見えないのに。
そして、またルール違反をする。
「・・・・・・」
すぐ近くで聞こえたその言葉が、誰に投げかけられているのかわからなかった。私は幽霊で、話しかけられる存在ではないからだ。
「・・・・なあ、お前、昨日会ったよな?」
私は幽霊で姿が視えない。話しかけられるはずがないのに、来衣先輩は私がいる方向に向かって言葉を投げかける。
もしかして、私に言ってる?!
辺りを見渡してみたけど、私以外に誰もいない。
今日は声を出していないのに、何故分かったのだろう。
・・・・・本当に私が視えている?
そんなはずはない。私は幽霊で人には視えていない。それに、来衣先輩は目が見えないのに。
そして、またルール違反をする。