契約結婚のはずが、御曹司は一途な愛を抑えきれない
省吾はミクの胸の膨らみに唇を押し当てた。

そして、省吾は我慢していた、ミクへの想いが溢れて、ミクの感じる部分に触れた。

「ああ、 ダメ」

「ミク、ごめん、もう我慢出来ない、ミクを抱きたい」

省吾はミクに覆いかぶさった。

「ダメです」

ミクは省吾を突き飛ばし、自分の部屋に駆け込んだ。

「ミク、ごめん、約束違反だよな」

省吾はミクの部屋のドアをノックしたが返事は返ってこなかった。

どうしよう。

省吾さんは彼女がいるのに、私を抱こうとした。

えっ、なんで?

ミクは混乱していた。

次の日、ミクは省吾が仕事に出かけてから、親友のエマに連絡を入れた。

「あら、久しぶりね、元気だった?」

「うん、あのね、会える?」

「もちろん、仕事終わってからでしょ」

「ランチ一緒にどお?」

「仕事中、大丈夫なの」

「私ね、仕事辞めたの」

ミクの言葉に驚きを現したエマだった。

そして、ミクはエマとランチの約束をして、待ち合わせた。

エマはミクと同い年の専業主婦である。

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