契約結婚のはずが、御曹司は一途な愛を抑えきれない
「いえ、省吾さんを助けるのは奥様だけです、もし、奥様も省吾さんを愛していてくれるのなら、ずっと側にいてあげてください、そうすればすぐに良くなります」

ミクは病室に戻った。

「ミク、先生なんだって?」

「ずっと側にいてあげてくださいって言われました」

「ミクはなんて答えたの」

「省吾さんを愛していますからずっと側にいますって」

「えっ、俺のこと愛してくれてるのか」

ミクは恥ずかしそうに頷いた。

「俺が退院しても奴のところへは戻らない?」

「はい、だって私は省吾さんの妻ですから、ずっと側にいます」

省吾はミクを引き寄せ抱きしめた。

ミクは初めて自分から省吾にキスをした。

「ミク」

「やだ、恥ずかしいからそんなに見つめないでください」

「ミクを抱きたい」

「退院してからですよ、でも私の身体中真人のキスマークがまだ消えなくて」

「大丈夫、それ以上のキスマークつけてやる、覚悟しろ」

省吾は体調が回復してきた。

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