幸せの見つけ方〜幼馴染は御曹司〜
持って来た婚姻届に署名してもらうと、ようやく四人はホッとしたようにいつもの雰囲気に戻る。
「あー、腹減ったな。なんか寿司でも取るか?」
「いいわね。そうしましょ」
おしゃべりしながらお寿司を食べた後、母親が朱里の子どもの頃のアルバムを出してきた。
「見てー!朱里も瑛くんも、可愛いったらもう!」
「うわ、小さい!何歳の頃?」
「これはね、2歳半かな?あなた達記憶にないでしょう?」
「うん、覚えてない」
「言葉をしゃべり始めてね、お互い、あーちゃん、あっくんって呼んでたのよ」
ええー?!と二人で驚く。
「そうなの?そんな呼び方してたんだ」
「そうよ。でも3歳過ぎてからは、朱里、瑛くん、になったの」
へえーと二人は頷く。
「もうね、どの写真を見てもあなた達二人が一緒にいるの。これで瑛くんが別のご令嬢と結婚したら、この写真どうすればいいのかしらって、ちょっと悩んでたのよ。良かったわー、これでなんの気兼ねもなく見返せるわね」
母親は嬉しそうにアルバムをめくる。
「これからも、あなた達二人の写真が増えるのね。楽しみ!新しいアルバムを買っておかなくちゃ!」
「そうだな。とりあえず10冊は買っておこう」
「やだ!お母さんもお父さんも、いつまで私を子ども扱いするのよ」
「あら?いつまでもあなたは私達の子どもよ。それに瑛くんもね。ずーっと二人の成長を見守ってきたんだから。これからもあなた達を見守っていくわ。いつまでもね」
両親が笑顔で頷き、朱里も瑛と顔を見合わせて微笑んだ。
「あー、腹減ったな。なんか寿司でも取るか?」
「いいわね。そうしましょ」
おしゃべりしながらお寿司を食べた後、母親が朱里の子どもの頃のアルバムを出してきた。
「見てー!朱里も瑛くんも、可愛いったらもう!」
「うわ、小さい!何歳の頃?」
「これはね、2歳半かな?あなた達記憶にないでしょう?」
「うん、覚えてない」
「言葉をしゃべり始めてね、お互い、あーちゃん、あっくんって呼んでたのよ」
ええー?!と二人で驚く。
「そうなの?そんな呼び方してたんだ」
「そうよ。でも3歳過ぎてからは、朱里、瑛くん、になったの」
へえーと二人は頷く。
「もうね、どの写真を見てもあなた達二人が一緒にいるの。これで瑛くんが別のご令嬢と結婚したら、この写真どうすればいいのかしらって、ちょっと悩んでたのよ。良かったわー、これでなんの気兼ねもなく見返せるわね」
母親は嬉しそうにアルバムをめくる。
「これからも、あなた達二人の写真が増えるのね。楽しみ!新しいアルバムを買っておかなくちゃ!」
「そうだな。とりあえず10冊は買っておこう」
「やだ!お母さんもお父さんも、いつまで私を子ども扱いするのよ」
「あら?いつまでもあなたは私達の子どもよ。それに瑛くんもね。ずーっと二人の成長を見守ってきたんだから。これからもあなた達を見守っていくわ。いつまでもね」
両親が笑顔で頷き、朱里も瑛と顔を見合わせて微笑んだ。