幸せの見つけ方〜幼馴染は御曹司〜
「ではここでちょっとクイズをしたいと思います」
クイズー?と子ども達の声が聞こえた。
「そう、クイズです。これから楽器で動物の鳴き声をマネします。何の動物の鳴き声か、当ててみてね」
朱里が振り向いて頷くと、光一が立ち上がる。
オーバージェスチャーで、ヒヒーン!とビオラで音を出した。
「あー、お馬さん!」
小さな子どもの声がした。
「そう、大正解!ヒヒーン!ってお馬さんの鳴き声でしたね。ではもう一問。今度は何かな?」
美園が立ち上がり、高い音からグリッサンドで指を滑らせ音を下げた。
(上手い!美園ちゃん。これなら分かるはず)
朱里が美園に親指を立てて頷いていると、女の子が手を挙げた。
「ネコちゃんだー!」
「そうです。ミヤーオって、ネコちゃんの鳴き声でしたねー。それでは次は、鳴き声じゃなくて短い曲を演奏します。何の曲か、よーく聞いて当ててくださいね。いきますよ?この曲なーに?」
朱里が振り向くと、三人は息を合わせて短いフレーズを弾いた。
あー!と一斉に客席がざわつく。
「これ、知ってる!」
「でもなんだっけ?」
「どっかで聞いた!」
そんな大人達のざわめきの中、男の子が大きな声で言った。
「お風呂が沸きました!」
それだー!と皆は声を揃える。
そして一気に笑い声に変わった。
「そうですね。給湯器のメロディです。でも曲名は、お風呂が沸きました、ではありません。『人形の夢と目覚め』という曲です。ぜひ覚えてくださいね。ではもう一問参りましょう。この曲なーに?」
今度は奏がチェロで短いワンフレーズを弾く。
ドッと笑いが起こった。
「コンビニだー」
子ども達が口々に言う。
「そうです。コンビニに入店した時のチャイムですね。正式な曲名は、私も分かりません。コンビニの入店チャイム、で通じると思います」
ええー、ほんとー?と子ども達が笑った。
すっかり場が和んだところで、また演奏に戻る。
「続いての曲は、有名なアニメ映画のテーマ曲です。みんなもきっと知ってるよ!一緒に大きな声で歌ってね!」
クイズー?と子ども達の声が聞こえた。
「そう、クイズです。これから楽器で動物の鳴き声をマネします。何の動物の鳴き声か、当ててみてね」
朱里が振り向いて頷くと、光一が立ち上がる。
オーバージェスチャーで、ヒヒーン!とビオラで音を出した。
「あー、お馬さん!」
小さな子どもの声がした。
「そう、大正解!ヒヒーン!ってお馬さんの鳴き声でしたね。ではもう一問。今度は何かな?」
美園が立ち上がり、高い音からグリッサンドで指を滑らせ音を下げた。
(上手い!美園ちゃん。これなら分かるはず)
朱里が美園に親指を立てて頷いていると、女の子が手を挙げた。
「ネコちゃんだー!」
「そうです。ミヤーオって、ネコちゃんの鳴き声でしたねー。それでは次は、鳴き声じゃなくて短い曲を演奏します。何の曲か、よーく聞いて当ててくださいね。いきますよ?この曲なーに?」
朱里が振り向くと、三人は息を合わせて短いフレーズを弾いた。
あー!と一斉に客席がざわつく。
「これ、知ってる!」
「でもなんだっけ?」
「どっかで聞いた!」
そんな大人達のざわめきの中、男の子が大きな声で言った。
「お風呂が沸きました!」
それだー!と皆は声を揃える。
そして一気に笑い声に変わった。
「そうですね。給湯器のメロディです。でも曲名は、お風呂が沸きました、ではありません。『人形の夢と目覚め』という曲です。ぜひ覚えてくださいね。ではもう一問参りましょう。この曲なーに?」
今度は奏がチェロで短いワンフレーズを弾く。
ドッと笑いが起こった。
「コンビニだー」
子ども達が口々に言う。
「そうです。コンビニに入店した時のチャイムですね。正式な曲名は、私も分かりません。コンビニの入店チャイム、で通じると思います」
ええー、ほんとー?と子ども達が笑った。
すっかり場が和んだところで、また演奏に戻る。
「続いての曲は、有名なアニメ映画のテーマ曲です。みんなもきっと知ってるよ!一緒に大きな声で歌ってね!」