【SR】だるまさんが転んだ
無意識に俊介はヴェンの両肩を揺さぶっていた。
「じゃあせめて、あの中を見せてくれ。」
このまま帰ったのでは、手ぶらと変わりなかった。
漸く辿り着いた秘密を前に、俊介の身体は熱を発していた。
内戦地の屋敷に建つ地下で何が行われているのか、知りたくて知りたくて堪らなかった。
その熱が伝わったのか、ヴェンは何も答えないまま奥へと歩き進んでいった。
ドアの前で振り返り、俊介を強い瞳で見つめてくる。
「俊介、俺は俊介の手助けをする。俊介は自分の国に帰って、この国の現状を広く話すと約束してくれ。」
この国の明日を照らす光の為なら、俊介に迷いはなかった。
「あぁ、分かった。」
「じゃあせめて、あの中を見せてくれ。」
このまま帰ったのでは、手ぶらと変わりなかった。
漸く辿り着いた秘密を前に、俊介の身体は熱を発していた。
内戦地の屋敷に建つ地下で何が行われているのか、知りたくて知りたくて堪らなかった。
その熱が伝わったのか、ヴェンは何も答えないまま奥へと歩き進んでいった。
ドアの前で振り返り、俊介を強い瞳で見つめてくる。
「俊介、俺は俊介の手助けをする。俊介は自分の国に帰って、この国の現状を広く話すと約束してくれ。」
この国の明日を照らす光の為なら、俊介に迷いはなかった。
「あぁ、分かった。」