【SR】だるまさんが転んだのレビュー一覧

平均評価星数 ★★★★★ 5.0
★★★★★
2009/01/10 22:15
投稿者: 侑里亜 さん
そこに希望はあるのだろうか

遠い異国の地に足を踏み入れた記 者、俊介。 全ては取材の為。 だが、そこで彼が目にしたものは 、あまりにも過酷で悲惨な現状。 『だるまさんが転んだ』 他愛もない子供の遊びに隠された 真実。 歪んだ世界に佇む少年の瞳に映る のは希望の光か、それとも暗黒の 闇なのか… しっかりと芯の通ったこの作品は 、読後に様々な想いを残してくれ るでしょう。 大人向けの作品ですが、若い読者 様にも是非読んで頂きたい!

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★★★★★
2009/01/09 22:17
投稿者: 夏陽 さん
『達磨』に隠された真実

子どもの頃、誰もが一度は遊んだことのある遊び――『だるまさんが転んだ』。  この言葉に隠された真実を取材する為、遠い異国の地を訪れた主人公・俊介。そこで、彼が目にしたものとは――…? まるで縦書き小説を読んでいるかのような、非常に読み応えのある作品です。  フィクションではあるものの、土埃の立つ渇いた空気や街の雰囲気が、よりリアルな世界を映し出します。 重く、深いテーマを扱っていますが、主人公と一緒にその“答え”を知りたくて、最後まで一気読みでした。 是非、皆さんもご一読下さい! お薦めです。

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★★★★★
2009/01/03 02:25
投稿者: アリセ さん
子供の遊び

だるまさんが転んだ♪ 誰もが知っている子供の遊び。 そんな「だるま」に隠された真実を知っていますか? サスペンス・リレー11作目となるこのお話。 身震いするほど引き込まれるストーリー。 一度ご堪能あれ。

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★★★★★
2008/12/30 17:12
投稿者: 織川ともか さん
大人のあなたにビターな味わいを

子供の遊びに隠された意味には、意外に残酷なものがあります。 ♪かって嬉しい 花いちもんめ まけて悔しい 花いちもんめ かって は 買って まけて は 安くまけて というの意味の、子供の人買いの唄なのだという話を聞いたことがあります。 かごめかごめや通りゃんせにも怖い俗説があるようです。 さて、「だるまさんが転んだ」にはどんな意味が隠されているのでしょう…… あなたは、危険な異郷の地に主人公とともに臆すことなく踏み込んで行けますか? ちょっとビターな作品です。 ラストの衝撃には戦慄させられること間違いなしでしょう。 大人の読者にオススメです。

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★★★★★
2008/12/30 07:02
投稿者: 卯月心 さん
ネタバレ
理不尽と矛盾、しかしそれは事実だ

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★★★★★
2008/12/29 12:38
投稿者: 長田 知冬悠 さん
少年が伝えたかったこと

取材で内戦の地へと向かった俊介。 土も人もすっかり渇いた土地で、俊介が見たものは――。 生きる土地も環境も違えば、価値観も常識も変わってしまう。 当然かもしれないが、時に残酷で悲しいことである。 わたしたちに何が出来るのだろう。 少年が伝えて欲しかったことは何なのだろう。 読後、とても深く考えさせられました。

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★★★★★
2008/12/28 01:12
投稿者: 大村志乃 さん
表裏一体

この作品を読んだ後、深く考えさせられました。 この世には良い面もあれば悪い面もある。 それは人間も同じ事。 光があるからこそ影が生まれ、影があるからこそ光が際立つ。 どちらに転ぶかは、まさに自分の心次第なんだと。 内戦の続く某国に赴いた記者が目にした驚愕の事実。 “だるまさんが転んだ”とは……? 作者の筆力に、そのリアルな世界の中に放り込まれます。 この衝撃作をぜひ!!

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★★★★★
2008/12/27 23:09
投稿者: ハラグロ さん
新境地!世界の端の闇に迫るサスペンス!!

世界のどこかでは、本当に、こんなことが起こっているのかもしれない。 この物語は、ただのサスペンスではない。 いつもよりも大人めいた作者の文章は、巧に読み手を渇いた異国へと連れて行き、撃たれたような衝撃を食らわすだろう。 土埃とカラカラの喉、決して衛生的とは言えないその国で、貴方も一部始終を見つめてほしい。 そして、読み尽くした後、その心に残るのは何なのか、是非見極めてほしい。 さすが!!……と。 思わず唸ってしまったほどの逸品です!

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★★★★★
2008/12/27 22:58
投稿者: からさわなお さん
少年は光なのか。

だるまさんが転んだ。 その言葉に纏わる都市伝説を追い、内戦が続く某国に飛んだ定年間際の記者・俊介。 そこで目撃した内戦の実情と、驚愕の事実とは。 俊介を導く聡明な少年は、暗黒の中の、一筋の光なのか――。 重く、深いテーマに挑んだ野心作です。 人間の欲が生み出すもの。 絶望からくる狂気。 息苦しい暑さを感じる異国の地で日本人記者とともに知る事実に、答えを出すのは読者である私たちです。 作者渾身の作を、ぜひ。

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