可愛い瑠衣くんがご執心らしい。
瑠衣「……先輩の部屋はそこだよ、ベッドとかは準備してありますから」

澪「わかった……!ありがとう!見てもいい?」

瑠衣「はい、もろちんです」


指をさされた扉のドアのぶに手をかけて、少しドキドキしながら扉を開ける。


澪「わぁ……!すごい!ここ本当に私のお部屋でいいの?」

瑠衣「当たり前ですよ」

澪(こんなの、女の子の理想の部屋だよ!)


とても可愛らしい部屋だった。ベッドにはカーテンも付いている。

それから荷物をしまって、ひと段落して部屋から出る。


澪「瑠衣くん、ありがとう……!」
 (今まで二段ベッドと三段ベッドで兄弟たちと寝てたから、こんなの夢みたいだ……!)


キラキラした目でお礼を言ってくる澪が可愛くて、嬉しくてついにやけてしまう顔を腕で隠す瑠衣。


瑠衣「べ、別に……」
 (先輩は僕にひどいこと、したんだから……にやけるんじゃない!)


必死に自分にそう言い聞かせる。


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