可愛い瑠衣くんがご執心らしい。
澪「……?あ、あの君!」

瑠衣「ん?」
  (誰だろうこの人。上履きの色的に一個上?)


ボーッとしながら駆け寄ってきた澪の方を見つめる。


澪「大丈夫?迷っちゃったかな?」

瑠衣「んーん、大丈夫」
 (女なんてみんな僕の顔面か財力目当てで寄ってくるんだから。関わりたくないなー)

澪「大丈夫じゃないよ!どうしようって顔してるもん!」

瑠衣「そうですか〜?」

澪「うん!」


ふわふわした雰囲気をしながらそう答えた瑠衣。

澪はとても真剣な顔をしている。


瑠衣(ふーん、観察力はあるみたいじゃん)

澪「私案内するよ!」

瑠衣「……じゃあ、お願いします」


こうして、澪が瑠衣を案内することになった。
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