可愛い瑠衣くんがご執心らしい。
澪(軽々しく最初は弟を抱きしめる感覚でいたけれど、キスされちゃったから話が違う!)


瑠衣「今日は僕にあ〜んしてください。」
 (彼氏がいる先輩にとって、最大の屈辱でしょ?)


裏がある笑みを浮かべながら、そう言った瑠衣。


澪「う、うん……それなら……」
 (ぎゅーよりはマシだよね)


どうにか心を落ち着かせて、了承をした澪だった。


瑠衣「じゃあ食べましょ」

澪「うん」
 (朝ごはん、用意してくれたんだ)


少し感心しながら、ダイニングテーブルの方に行き、向き合う形で椅子に座る2人。



瑠衣「じゃあ、あーんしてください」


にっこり微笑まれながら、スプーンを渡される。


澪「う、うんっ……」
(あ、あれ、なんだか思ってるよりも恥ずかしいな……)


少し視線を逸らしながら、ふんわりしたオムレツをスプーンで救って、瑠衣の口元に近づける澪。

 
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