可愛い瑠衣くんがご執心らしい。
瑠衣「先輩ああ言うのがタイプなんですね」

澪「え?タイプ……?」
(よくわからない……もしかして、話噛み合ってない?)

澪「た、タイプっていうか、まぁ単に好きかな」

瑠衣「……そうですか」
(あんなヤツの、どこがいいのかわからない……)

澪(瑠衣くんご機嫌斜めになってきちゃったな……)


少し申し訳なさそうにしながら、瑠衣に質問をしてみる。


澪「瑠衣くんは、好きなタイプの女の子いる?」

瑠衣「僕ですか?僕は先輩みたいな人、ですよ」

澪「……へっ?」


少し頬を染めながら、首を傾げ顎を引き、上目遣いで可愛らしい表情をしながらそんなことを言われてしまう。


瑠衣「ふふっ、照れちゃってかわいー」

澪「ななっ!?だ、だめだよっ!嘘でもそういうことしたら、好きになられちゃうんだから」

瑠衣「ふーん、先輩僕にドキドキしたんですね?」

澪「へっ?ち、ちがうよ!」
(ど、ドキドキなんて、してないし……?)





< 33 / 69 >

この作品をシェア

pagetop