可愛い瑠衣くんがご執心らしい。
澪「どうでもいいよ私なんて!だから、大事にそのお金使って?」

瑠衣「は、はいっ……」

澪「よしよし、わかればよろしい」


ふぅと一息ついた澪。


瑠衣(あとで澪先輩には秘密で服を頼んでおこう……)


好きな人がより愛しくなり、なんとも言えない表情をしてしまう。


瑠衣「で、でもせっかくきたんですし、カバンぐらいは……」

澪「確かに、新しいカバンは欲しいかも……」
(今使ってるの、お気に入りだけど外に持ってくにしてはちょっとあれだし……)


瑠衣「そうです、時給渡してませんでしたのでこれどうぞ」

澪「そ、そういえばそうだったね」
(すっかり忘れてた……時給制だったんだ)

瑠衣「封筒に入れれなくてすみません、はい」


渡されたお金。

そのお金を見つめて、目をギョッと丸くした。


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