可愛い瑠衣くんがご執心らしい。
澪(あんなにたくさんのお洋服、誰にあげるんだろう?女性物だよね)

澪(あっ!もしかして、好きな女の子にあげるとか?)

澪(でも瑠衣くんの好きな女の子って想像つかないなぁ。誰にでも懐いてるイメージだし)


頭を巡らせながら、瑠衣のことを待っていた。


-数分後-


瑠衣「お待たせしました」

澪「おかえり」

瑠衣「っ、た、ただいまです……」


少し恥ずかしそうに縮こまって瑠衣が返事をする。


その時だった。

澪のスマホがブーブーと鳴り、スマホをポケットから取り出す。


澪(新くんだ。どうしたんだろう?)

瑠衣「電話、出ていいですよ」

澪「ありがとう」


スマホの画面をポチッと押して、耳に当てた。


澪「もしもし、新くん?」

瑠衣「……は……?」


口を開けて、虚な顔をする瑠衣。

荷物がずるっと落ちる。



澪「ん、ごめんね今瑠衣くんとお買い物してるの」

澪「うん、また今度でいいかな?」

澪「ごめんね〜ありがとう。じゃあね」


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