可愛い瑠衣くんがご執心らしい。
画面をまた押して、通話が終了。


瑠衣が慌てて服の入った紙袋を拾って、立ち上がった。


澪「ごめんね、新くんからだった」

瑠衣「なんて言ってたんですか?!」

澪「えっ?あ、えっと、よかったらパフェ食べに行かないかーって」

瑠衣「へぇ……」

澪「でも今瑠衣くんといるからーって」

瑠衣「……そうですね、先輩、今度行くのも禁止ですから」

澪「えっ?それはよくないかな……?」

瑠衣「だめです!先輩は僕のお世話係なんですから!」

澪「えええ……」
(それはなんだか関係ない気がするんだけどな……)

瑠衣「とにかくもう行きますよ!」

澪「う、うん」


ムスッと頬を膨らました瑠衣に連れられて、店を出て行った。


◯別の服屋


澪(しばらくして、別のお値段が優しいお店にやってきた)

澪(隣にいる瑠衣くんは、なんだかご機嫌が悪い気がする……)


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