可愛い瑠衣くんがご執心らしい。
瑠衣「先輩のバカっ、鈍感……!」

澪「そ、そんなぁ……」
(先輩失格……!?)


ガーンッとする。


瑠衣「ほら早くカバン選んでください」

澪「あ、はい……」
(ご機嫌斜めにしちゃった……)

瑠衣(澪先輩、しゅんとしてる……俺がしたんだろうけど、それでも可愛い……)


落ち込みながらじーっと辺りに売ってあるカバンを眺める。


瑠衣(真剣な顔する澪先輩もたまらなく可愛い……って、そうじゃない!この人には彼氏がいんだから!)

瑠衣(全く俺ったら、こんなにゾッコンなるなんて思ってなかった……)

瑠衣(ああやっぱり許せない。この無防備で鈍感で可愛い先輩を、僕が堕としてやる)

澪(うーん、この色可愛いな。これに決めちゃおうかな)


瑠衣が黒いオーラだだ漏れな中、考え込む澪。


あまりに瑠衣がオーラを放つ物で、近くを通る人にじーっと見つめられていた。


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