可愛い瑠衣くんがご執心らしい。
澪「決めた!これにする!」

瑠衣「いいんじゃないですか、可愛くて先輩に似合いそうです」

澪「えっへへ、お世辞でも嬉しいな」

瑠衣「っ!!」
(ったくこの先輩は、本当に無防備なんだから!!俺が守らないと……)


彼氏(仮)の存在なんて忘れて、澪にひたすらときめく。


澪「じゃあ買ってくるね」

瑠衣「このぐらい買いますよ」

澪「だ、だからそう言うのは好きな子とかに——」

瑠衣「悪いですか?“好きな子”に買ってあげたら」

澪「……へ……?」


ポカンと口を開ける。


瑠衣はレジの方に行ってしまって、追いかけないといけないのに話が衝撃的すぎてついていけない。


澪(う、嘘……冗談だよね?)


まさか瑠衣に限ってそんなことない、と心を落ち着かせる。




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