可愛い瑠衣くんがご執心らしい。
本気で心配してあわあわしだす。

そう言われると瑠衣がムスッと頬を膨らました。


瑠衣「先輩って思ってるよりも全然鈍感ですよね」

澪「えっ?ど、鈍感?」

瑠衣「はい。天然でバカで可愛いって意味ですよ」

澪「んなっ……!!瑠衣くん、本当に大丈夫?お熱あるんじゃない?」


瑠衣のふわふわした前髪と自分の前髪を片手で持ち上げて、おでこ同士をくっつけ合う。


その行動をされたことを自覚した瞬間瑠衣の顔がブワッと真っ赤になった。


瑠衣「っ、は、ははっ……?な、何してんのアンタ」

澪「えっ?お熱ないか確認してたんだけど……」

瑠衣「もう無理」


ぎゅっと痛いぐらいに身体を抱きしめられて、頭に手が回される。

柔らかい唇同士が重なって、目を丸くする以外できなくなる澪。


瑠衣「澪先輩のこと、好きすぎてたまんない」

澪「る、瑠衣くんっ……や、やっぱり、本当なの?」

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