可愛い瑠衣くんがご執心らしい。
瑠衣「それなら僕から先輩に全部プレゼントです……」


目をこすりながらそう言った瑠衣に、目をまん丸にする。


澪「へっ……?じょ、冗談だよね?」

瑠衣「買ってたじゃないですか……好きな人に服いっぱい」

澪「確かに買ってたけど……」
(そ、そっか……その好きな人は、私ってことになっちゃうんだもんね……!)

瑠衣「とにかく僕は着れないですし、もらってください」

澪「そ、そんな……さすがにこんなに高額なもの、貰えないよ」


澪(と、いいつつも……にこにこされながらどうにか丸められて、服やバッグにアクセサリー、瑠衣くんに全てもらわされてしまう私であった)



◯学校・教室


澪「ってことがあったんだよゆなぁ〜……」

優奈「おお、なんか少女漫画みたいじゃん」


あははと笑いながら話を聞く優奈。


澪「笑ってられないよぉ……これからどうしよう……」

優奈「いいんじゃない?オッケーしなよ」

澪「えええ!?オッケーしちゃう感じ?!」

優奈「しちゃう感じしちゃう感じ」


てへっと微笑む優奈。


優奈「そういえばさ、噂にもなってたよ」

澪「え?噂……?」
(なんだか嫌な予感が……)


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