可愛い瑠衣くんがご執心らしい。

優奈「瑠衣くんには好きな人がいるのでこれから告白するの禁止って、聞いた」

澪「んなななっ！？何それ……！？」

優奈「女子たち朝から大騒ぎ。一体誰が好きなのかーって。美人のあの先輩？あざといあの後輩？それとも……優しいあの澪先輩？って」

澪（わ、私も候補に一応は入ってるんだ……って、そこじゃない！）

優奈「あ、それでね。そのあざとい後輩ちゃんのことなんだけど……」

澪「う、うん？」

優奈「本気で瑠衣くんのこと好きらしいから、取られたくないなら早めにオッケーした方がいいよ」

澪「えっ、そうなんだ」
（私なんかよりもその子の方が……なんて、せっかく好きになってくれた瑠衣くんにひどいよね）



ふぅと一息ついて自分を落ち着かせる。

「おはよ〜！」といいながら他の女子たちも近づいてきて、優奈がその女子たちと喋る中、自分は珍しく枠に入らずにぼーっと頬杖をついて外を眺めている澪。