可愛い瑠衣くんがご執心らしい。
瑠衣「澪……先輩……?」


気がついて慌てて扉の方へ走っていく途中、姫乃もすかさず追いかける。


澪「瑠衣くんお弁当作ったの渡すの忘れちゃって……よければ食べて?瑠衣くんの好きなチーズハンバーグにオムレツも入ってるから!」

瑠衣「あ、ありがとうございますっ……」


ぷしゅーと顔が真っ赤になる瑠衣。


瑠衣(う、嬉しい……先輩からお弁当作ってもらえるなんて……!)


感激する中姫乃が間に入って澪を見つめる。


姫乃「わかった!澪先輩はちっちゃいから好きなんだね、瑠衣くん!」

瑠衣「……は?」

姫乃「確かに姫乃は156センチで澪先輩よりちょ〜っと高いけど、でも可愛いよ?」

澪「ふふっ、姫乃ちゃんこの間より可愛くなったね」
(偉いなぁ。すごく努力されてることなのでしょう……)

姫乃「んなっ!なんなの澪先輩!」

澪「えっ?」

姫乃「そ、そんなこと言われたら、照れちゃうじゃん!!」

澪「ええっ!?でも本当に可愛いよ?お肌スベスベで、おめめぱっちりで!」

姫乃「んななっ……!!」


澪に褒められて、どんどん頬が赤くなっていく。
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