可愛い瑠衣くんがご執心らしい。
そんな約束を微笑み会いながら交わした。


○下駄箱前

◇放課後


澪(ゆなとのお昼休み本当に楽しかったなぁ〜)


部活のため優奈とは下校できなかった。


瑠衣「あ、あの澪先輩……!!」

澪「瑠衣くん?どうしたの?」


“瑠衣くん”という瑠衣の存在を示す言葉が聞こえた瞬間、たくさんの女子たちが集まってきた。


女子1「きゃー!瑠衣くん!」

女子2「めちゃくちゃ可愛いんですけど!」


瑠衣(最悪……めちゃくちゃ邪魔入ったんだけど)

澪(瑠衣くんはすごいなぁ。こんなに女の子たちに囲まれて)


少し感心してしまう澪。


瑠衣「あ、あの……僕、こんなに人に囲まれちゃうと困っちゃうな……」


顔を真っ赤にしながら、泣きそうになってそう言った瑠衣。


澪「る、瑠衣くん大丈夫……?」

瑠衣(本気で心配してる……可愛いなぁ澪先輩)


優しい澪にニヤけそうになりながらも、迫真の演技を続ける。

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