【マンガシナリオ】かわいい心くんは時々オオカミ
〇学校(翌日・朝)
私の名前は八剣 颯。こんな名前と容姿だが、性別は女。
身長は172センチ。
絶対に男の子が生まれると確信を持っていた両親だが、生まれたのはまさかの女。
だけど、男の子として考えていた名前をそのまま名付けた。
名は体を表すとはこのことなのか、女子にしては背が高く声もやや低め。
ついたあだ名は――、
モブ女子「きゃ~~!!見て!!朝から王子見ちゃった~!!」
モブ女子「そこら辺の男子よりずっとイケメンだよね~!!」
王子である。
〇教室(朝)
颯の席を囲む顔のよく似た女子二人。
颯の中学からの友人で双子の姉妹、リサとミサ。
リサ:姉。ツインテール。
ミサ:妹。ゆるふわパーマ。メガネ。
リサ「昨日痴漢捕まえた王子ってはやちゃんでしょ?」
ミサ「SNSで話題になってたよ~!」
颯「……そうなの?」
リサ「やっぱりそうなんだ!流石はやちゃん!」
ミサ「またはやちゃんのガチ恋女子が爆誕したね~」
モブ女子「あの!八剣先輩いますか!?」
教室の外で1年生と思われる女子生徒が、緊張しながら呼ぶ。
リサ「噂をすればじゃ~ん」
颯「……。」
徐に席を立ち、モブ女子の元へいく颯。
颯「何か?」
モブ女子「あのっ!私八剣先輩のファンで…っ、よかったらこれ読んでください!!」
手紙を渡して、真っ赤になりながら立ち去るモブ女子。
手紙を受け取って立ち尽くす颯。
その後ろからリサミサが覗き込む。
ミサ「また後輩からのラブレター?今月何人目?」
颯「いや、ただのファンレターでしょ…」
リサ「まあ仕方ないよ。
はやちゃん、マジで超絶イケメンだもん」
ミサ「優しいし、スマートだし、おまけにバスケ部のエースだし…」
リサ「正にそう…、」
リサミサ「「少女漫画に出てくる王子様だよね~~」」
王子様。
確かに私はお姫様という柄ではない。
私の名前は八剣 颯。こんな名前と容姿だが、性別は女。
身長は172センチ。
絶対に男の子が生まれると確信を持っていた両親だが、生まれたのはまさかの女。
だけど、男の子として考えていた名前をそのまま名付けた。
名は体を表すとはこのことなのか、女子にしては背が高く声もやや低め。
ついたあだ名は――、
モブ女子「きゃ~~!!見て!!朝から王子見ちゃった~!!」
モブ女子「そこら辺の男子よりずっとイケメンだよね~!!」
王子である。
〇教室(朝)
颯の席を囲む顔のよく似た女子二人。
颯の中学からの友人で双子の姉妹、リサとミサ。
リサ:姉。ツインテール。
ミサ:妹。ゆるふわパーマ。メガネ。
リサ「昨日痴漢捕まえた王子ってはやちゃんでしょ?」
ミサ「SNSで話題になってたよ~!」
颯「……そうなの?」
リサ「やっぱりそうなんだ!流石はやちゃん!」
ミサ「またはやちゃんのガチ恋女子が爆誕したね~」
モブ女子「あの!八剣先輩いますか!?」
教室の外で1年生と思われる女子生徒が、緊張しながら呼ぶ。
リサ「噂をすればじゃ~ん」
颯「……。」
徐に席を立ち、モブ女子の元へいく颯。
颯「何か?」
モブ女子「あのっ!私八剣先輩のファンで…っ、よかったらこれ読んでください!!」
手紙を渡して、真っ赤になりながら立ち去るモブ女子。
手紙を受け取って立ち尽くす颯。
その後ろからリサミサが覗き込む。
ミサ「また後輩からのラブレター?今月何人目?」
颯「いや、ただのファンレターでしょ…」
リサ「まあ仕方ないよ。
はやちゃん、マジで超絶イケメンだもん」
ミサ「優しいし、スマートだし、おまけにバスケ部のエースだし…」
リサ「正にそう…、」
リサミサ「「少女漫画に出てくる王子様だよね~~」」
王子様。
確かに私はお姫様という柄ではない。