同クラ男子と…?!
「ゆづー君!起きてー。一緒にあーそーぼー」(風)
ちょっ結局、ノックしないで部屋に入っちゃったじゃない!
「ゆーづーくーん!」(風)
「スースー」(優)
よくこんなにふうちゃんが叫んでるのに起きないよね!逆に凄いわw
「う、うわぁーんー!」(風)
え?!待ってよ泣かないで!
「ふうちゃん、泣かないで?」(陽)
なんでそんな中で呑気に寝てられるわけ?!
起きなさいよ!
「ゆづ!起きてよー!ゆづのせいでふうちゃん泣いてるじゃん!」(陽)
もうこの際に君なんて要らない!手を伸ばして、ゆづに触れた瞬間、ふうちゃんがへんな体勢で、驚いた顔をしたのがわかった。ん?んんんんん?
違う!ふうちゃんがへんな体勢なんじゃなくて、私がへんな体勢になってるんだ!
「ちょっ何この状況!なんでゆつに抱きしめられてるわけ?!」(陽)
「わぁー陽優ちゃん達が抱き合ってるー!」(風)
「はぁー?!」(陽)
「もう!何叫んでるのよ!何か知らないけど、ふうちゃんはもうおいで!先に朝ご飯食べよ。食べるの遅いんだから。」(亜)
「わかった!」(風)

「ちょっと!いい加減に離してよ!このセクハラ野郎め!」(陽)
「んーーもうちょっと」(優)
「もうちょっと寝るなら先に私を離してよ!セクハラ野郎!」(陽)
どんだけ本気で抜け出そうとしても全然ビクともしない。
「ん?セクハラ野郎?ハッなんで陽優莉がここにいんの?俺言わなかったけ?俺の部屋に絶対に来んな。特に朝わって。」(優)
「あのさ、そんなことを言う前に離してくれない?」(陽)
私は今、顔が真っ赤だと思う。火が出てきそう!
「あ、わ、わりぃ」(優)
「…部屋に入ったことは悪かったと思うけど、別に約束を忘れてたわけじゃないし。」(陽)
「じゃあなんで居るんだよ」(優)
「最初はふうちゃんがゆづと遊びたいから起こすって言い出してそしたら陽優ちゃんも起こしに行こって私が反応する前に連れてこられちゃって、で、ふうちゃんが何度呼んでも起きなくて、ふんちゃんはギャン泣きで、起こそうと思った私がゆづの手を触ったら、あんな感じになった」(陽)
「なるほどね。だけどもう二度と俺の部屋は来んなよ。今ので分かったかもだけど、俺は最初に触ったものを抱く癖があるんだよ。悪かった。」(優)
「大丈夫だよ。びっくりしただけだし、私も部屋勝手に入っちゃってごめんね」(陽)
「あぁ。」(優)
「陽優ー?ゆづ君ー?朝ご飯食べるわよ」(亜)
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