隠れお嬢様と敏腕上司の㊙恋愛事情
時々二人で出かけるようになってからは、周囲の目を気にして会員制のクラブやレストランの個室で会うことが多かった。
そのうちに「いっそ部屋に来ないか」と誘われて、隼人さんのマンションにお邪魔するようになった。
当時は一条プリンスホテルやお兄ちゃんに対するスキャンダル報道が続いていた時期で、隼人さんも精神的に参っていた。
そんな隼人さんを少しでも元気づけようとマンションへ通うようになり、いつしか私たちは男女の関係になった。
そのきっかけと呼べるような出来事は本当に何もなくて、何度も二人で会っているうちに距離が近づき警戒心も薄れ、たまたま心が弱ったタイミングと重なったことで一線を越えてしまった。そんな感じ。
時間の流れの中で起きたごく自然な出来事だった。
たとえ未来のない関係であっても、私はそのことを後悔してはいない。
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そのうちに「いっそ部屋に来ないか」と誘われて、隼人さんのマンションにお邪魔するようになった。
当時は一条プリンスホテルやお兄ちゃんに対するスキャンダル報道が続いていた時期で、隼人さんも精神的に参っていた。
そんな隼人さんを少しでも元気づけようとマンションへ通うようになり、いつしか私たちは男女の関係になった。
そのきっかけと呼べるような出来事は本当に何もなくて、何度も二人で会っているうちに距離が近づき警戒心も薄れ、たまたま心が弱ったタイミングと重なったことで一線を越えてしまった。そんな感じ。
時間の流れの中で起きたごく自然な出来事だった。
たとえ未来のない関係であっても、私はそのことを後悔してはいない。
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