転生したはずだった

夢

不思議な夢を見た

たぶん私は死んだのだと思う

目の前には神様の代理人とかいう人がいる

いろいろ聞かれている

転生するのだろうか？

この流れはそうだろうよ

期待に胸が膨らむ

残念ながら貧乳だった

見た目もいいほうだとは言えない

次はスタイルがよくて・・・それなりの見た目であれば

そうしたら楽しい人生になるかもしれない

魔法とか特殊能力の転生ポイントよりも

恵まれたルックスとか体系が欲しかった

代理人は少し呆れていたようだったけれど

私にとってはそれが大切なことだった

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そして目が覚める

自分の部屋で朝を迎えた

転生してファンタジーの世界に転移するのかと思ったけれど違うのかもしれない

というか夢を見ただけだったか

最近「転生」する小説とかアニメとかそんなものばかりだったから

そろそろ飽きないものかと思う

そんなに嫌なのか？現代に生きるのは

まぁ、私も嫌気がさしているのだろうよ・・・あんな夢をみるくらいだから

仕事に出かける支度をする

着替えて・・・なんとなく下着のサイズが合わない

太ったか・・・ウエストは緩くなった？

おかしい

化粧をしようと鏡の前に立つ

違和感がある

顔が違う

誰だ？これは

個性がない不思議な顔をしている

国籍も不明な・・・

あの代理人とかいっていた・・・あいつの感覚というか基準が違ったのかもしれない

免許の写真を見る鏡で見たのと同じ顔だ

社員書の顔も書き換えられている

名前はそのままだった

どういう状況なのだろうか？

転生したのだろうか？思っていたのと違う

考えてもわからないので仕事に出かける

不安しかない

転生した主人公はよく正気でいられるものだと思う