年下彼氏の恋愛事情。【LOVEドロップス参加作品】
そうやって気遣ってくれることも、その優しい声も、あたしを見つめるクリッとした瞳も全部大好き。
……本当はわかってる。
疾風があたしを好きでいてくれることも、大切にしてくれることも。
だけど、不安なんだ。
疾風を想う心のジグソーパズル。
最後の1ピースがどうしてもはまらない。
贅沢かもしれないけど、確かな答えが欲しい。
あたしよりも頭ひとつ分だけ大きい疾風の横顔を、チラリと盗み見る。
ねぇ、疾風。
本当は片付いてないからじゃないんでしょ?
何か他に理由があるんじゃないの……?