年下彼氏の恋愛事情。【LOVEドロップス参加作品】
「あーんなにラブラブを強調してたのにねぇ?」
「……それは事実だもん」
「でも、そーんな初歩的なところで悩んでたとはねぇ?」
「……そんなの、あたしだってびっくりだよ」
くっそ〜。ニヤニヤ笑っちゃって。
イヤミかっ!!
そう言いたくなったけど、ここは我慢我慢……。
するとしばらく経って、遊びがいがなくなったのか、朱音はようやく本題に入ってくれた。
「今日の疾風くんのご予定は?」
「あー……確か今日は講義が午前中で終わるから、その後7時までバイトって言ってたけど」
疾風は会えない日でも必ず電話をくれる。
今日こんなことがあったとか、明日は何をする予定だとか。
だから、今話したことは、昨日の夜の電話で聞いたんだけど……。