年下彼氏の恋愛事情。【LOVEドロップス参加作品】
寒い1月の夜。
クリスマスシーズンは終わったけれど、人通りの多いこの道は明るくライトアップされている。
だけど、そんなのは序の口。
真っ直ぐ歩いた道の先には、もっともっと明るい太陽の光が待ってるんだから。
……ほら、いた。
大勢の人で溢れている中でも、一瞬で見つけられるんだ。
彼の周りだけ輝いているように見える。
それが恋のチカラ。
駅前のロータリーにある噴水の前で佇む愛しい人の姿が見えたとたん、あたしは満面の笑みで走り出した。
「疾風ーーっっ!!」