年下彼氏の恋愛事情。【LOVEドロップス参加作品】
「狭いけどどうぞ」
「うん、お邪魔します……」
疾風に言われ、後ろを着いていく。
ワンルームの小さなアパートは、玄関を入るともうそこが生活部屋だ。
初めて入る、大好きな彼氏の部屋。
こたつの上やカーペットに少し物が散らかってるくらいで、そんなに汚いなんてことはない。
全てを話すと言ったわりには、理由が見つからないんだけど……。
――と、いうことは……。
あたしは、キッチンでコーヒーを入れる疾風を横目で確認しながら、そぉっと腰をかがめ、ベッドの下を覗き込んだ。
すると――……。