年下彼氏の恋愛事情。【LOVEドロップス参加作品】
もぉ……ズルいよ、疾風。
そんなクリッとした瞳で見られたら、何も言えなくなっちゃうじゃん。
なんか、未遂に終わったあたしの作戦を見事にやってくれちゃってる感じ。
「……疾風、好き」
「え?!」
「どんなことがあっても、例え疾風が怪しい趣味を持っていようとも……。
あたしは、疾風だけが好き。大好き」
「和華ちゃん……」
「……あっ!でもちょっと待ってね。3秒だけ時間ちょうだい。
1……、2……、3……。
よしっ!準備おっけ。
疾風、いつでもどーぞ!!」
「……」
黙り込んで、あたしをじっと見つめる疾風。
あれ……?
あたし何か変なこと言った?
と、疑問に思った時だった。