愛を知らない公爵令嬢は、二人の王子に溺愛される
「私たちが次の婚約者を大切にするかも心配してくれる」

「当たり前のことです」

「しかし、一年は私にも弟にも頑張らせてほしい」

「はい」

すると、アルベルト殿下が私の隣の席に移動した。


「フレア、大好きだよ。私達の愛しい人」


アルベルト殿下がそう仰って、私の手の甲に口付けをした。

「これからよろしくね」

アルベルト殿下が微笑んだ。
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