愛を知らない公爵令嬢は、二人の王子に溺愛される
私の侍女リリが屋敷から、出てきて微笑んだ。

リリは小さい頃から私に仕えていて、姉のような存在である。

「お嬢様、ロイ殿下とのお出かけは楽しかったですか?」

「楽しかったわ。・・・でも・・・リリ、恋とか愛って何かしら?」

「うーん、そうですね。私は、「愛された分、愛を返したい」と思うのが恋だと思いますよ、お嬢様」

「まだ、私には分からないわ」

「急がなくいいんですよ。ほら、夕食の準備が出来ています。早く屋敷に入りましょう」

私はリリに連れられて、屋敷に戻った。
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