愛を知らない公爵令嬢は、二人の王子に溺愛される
月に1日、私に下さいますか?
お茶会から、数日後。

私は両殿下を呼び出した。

「お二人にお願いがあります。月に一度、私とお話して下さいませ」

私は勇気を出して、そう告げた。

しっかりと二人と向き合い、婚約者を決めたかった。

アルベルト殿下とロイ殿下が顔を見合わせる。

「月に一回でいいの?私たちはもっとフレアに会いたいけど」

アルベルト殿下がそう仰った。
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