愛を知らない公爵令嬢は、二人の王子に溺愛される
「フレア、君が笑顔でいてくれるなら私はなんでも差し出すよ」

「私と結婚してほしい」

「ねぇフレア、君が笑えば、雨は上がり空には虹がかかる」

「それ位、君の笑顔が大好きだ。君を幸せにすることを誓おう」


アルベルト殿下がそっと私の手を握った。

ああ、なんで忘れていたんだろう。

なんで薔薇が好きなのかやっと思い出した。
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