愛を知らない公爵令嬢は、二人の王子に溺愛される
婚約しましょう
私は、アルベルト殿下のいらっしゃる部屋をノックした。

「どうぞ」

私は恐る恐る扉を開ける。

「フレア、どうしたの?」


「婚約を結びに参りました」


私はアルベルト殿下の前に跪《ひざまず》く。
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