10年ぶりの同窓会で再会した彼は次期社長のようです
加奈ちゃんは薄いグリーンのグラデーションになっている裾が広がっているタイプのワンピースを渡してくれた。
袖も肘くらいまである。
「どうかな……」
試着室の前にいた加奈ちゃんは靴も用意してくれていて素足で履いてと言われたから靴下を脱いだ。
「うん!いいんじゃない?」
「おかしくない?」
「可愛いよ」
「じゃあ、これにする」
加奈ちゃんに選んでもらった服と靴を支払いランチをすることに……
「何か食べたいものある?」
加奈ちゃんが聞いてくれた。
いつもなら何でもいいよと言う所なんだけど今日は言ってみる。
「加奈ちゃん、洋食が食べたい……いい?」
「いいよ〜」
「毎日、旅館のまかないも和食で、美味しいんだけど、グラタンとかパスタが食べたくなるんだよね」
「贅沢ー(笑)」
2人は洋食レストランの店へ行った。
私はエビグラタンを、加奈ちゃんはパスタを頼んでいた。
「マニキュアはさ、夜の仕事の時に落とすの時間がかかるかもだからペディキュアをお願いね」
「わかった」
マニキュア、帰りに買って帰ろう……
「ヘアメイクは店の場所をLINEしておくからそこに来てね」
「うん、色々ありがとう」
「楽しみだね〜」
「何時に終わるんだろ?」