10年ぶりの同窓会で再会した彼は次期社長のようです
土屋家へ
「すみません、私甘えれなくて、いつも出してくれるの悪くて……土屋くんにも言ったんですけど」
「私もそうだったわ」
「お母さん……」
「ウェアが高いからそれ以外はジャージだったし、前夜祭とかの衣装はレンタルにして、そこまで稼げてないしね(笑)お父さんとは一緒になれないって思ってたの……でも慣れって怖いわよね(笑)社長夫人のマイナスイメージにはなりたくないから外ではそれなりによ……家では楽な格好でいるわよ、お金も使う時は使う、締める時は締める」
「はい、じゃあ諒夏さんにも甘えます、もったいないですからね」
「そうそう、敬大だっていいかっこしてるけど新入社員だからね、まだ貯金はそんなにないから、車とHOTELが自由に使えるだけだから(笑)」
「そうね、敦美さんにいいとこみせたいのがよくわかるわ(笑)」
3人は食事の部屋に戻っていった。
「疲れた?大丈夫?」
土屋くんが聞いてきてくれる。
こういうところ……ほんと優しいんだよな
「大丈夫よ、ありがとう」
「そろそろ帰るか」
お父さんが言って会はお開きになった。
お母さんがこのまま家に帰ってちょうだいと土屋くんに言ってくれたのでお家へ行くことに……