10年ぶりの同窓会で再会した彼は次期社長のようです
「でも土屋くんは頑張ってるから成績もいいし、スポーツもできるんだよ?努力しないで出来る人なんていないもん」
「敦美……」
「土屋くんは当たり前に思っているとしてもみんなそれが出来ないから人との差って出てくると思うのね、それはきっと家庭とか育ってきた環境によって違うし、土屋くんが甘えられないのだって先の事を自然に考えてるからで、土屋不動産の息子はって悪い事すると周りに迷惑かかるし、それは別に誰が悪い訳でもないんだよ、そのままの土屋くんでいいの」
熱く語ってしまったと敦美は笑顔になった。
「……そっか……俺、冷たい人間なんだろうかって思った時もあった……」
「1年付き合うと冷めるから?(笑)」
「まあ、それもあるかもだけど、あまり本気で笑わないというか……恥ずかしいんだ」
「うん、そんな感じはなんとなくわかるけど、私は時々クシャって笑う土屋くんの顔が凄く好き(笑)」
「ちょ、ちょっと待って」
敦美を降ろした。
「超恥ずかしいんだけど……やばー」
真っ赤になった自分の顔を両手で覆った。
「ふふっ、こんな土屋くんを見れるのも私だけだよね、耳もすぐ赤くなるのも知ってるよ
(笑)」
両手が顔から耳に移動した。
「隠せてないからね(笑)」
「はぁ、敦美には敵わない……」
ゴロンとソファに横になった。