10年ぶりの同窓会で再会した彼は次期社長のようです
「そっか、まあ跡継ぎの土屋くんが言うんなら間違いないよね」
「うん、前の出張はその仕事の事で、まだ始まったばかりの計画だから」
「凄くない?土屋くんが手がけるの?」
「まあ、だから形的に夏海さんが同行になったんだ、俺が跡継ぎってことはまだ上層部しか知らないから父さんと仕事をしてた日もあった」
「ごめんね、まだ言っちゃいけない情報だったね」
「いや、敦美が受けた時に噂があったってことはそんなたいした情報じゃないよ、誰もが考える事だ、それからでも3年経ってるんだから……もしかしたら不動産の跡取りは姉貴かもしれないし、まだ今のところは俺に資格はないから、HOTELに力を入れるなら俺がHOTELの方を継ぐかもしれないしな」
「あっ私の事は気にしないで、土屋くんのおかげで楽しいし(笑)」
「それでいいのか?」
「うん、今はいい、先のことはわからないもん」
「結婚は少しは頭に入れてくれてる?」
「ふふっ、まずは1年クリアしたらね」
「え〜」
「今日こうして来てみて楽しいの(笑)今は遠距離恋愛を楽しみましょ」
「わかった、きっと負けず嫌いの敦美だから1年の壁を越えてくるだろうな、楽しみだ」