10年ぶりの同窓会で再会した彼は次期社長のようです

タクシーが来るまでの10分間、凄くどうでもいい話をした。

お互いの事はこれから知っていけばいいって2人が何か感じたのかもしれない……

さっきまで後悔していた気持ちはどこかへいってしまったように嬉しくなった。

タクシーが来ると深々と頭を下げて見送った。




「あっちゃん、着いたよ」

夜勤明け、お父さんの車に乗るとすぐ寝てしまった。

「ただいまー」

「お帰り」

「とりあえず寝るー」

自分の部屋にいきベッドにバタンキューだった。

眠気が勝ちメイクも服もそのままで寝てしまった。

起きてきたのは2時過ぎ

「お腹減った……」

「グラタン作ってるからチンして食べて」

「うん……」

敦美はグラタンが大好きだ。

外での食事はメニューにグラタンがあれば必ず頼むほどだ。

「お父さんは?」

「お手伝いに行ったわよ、同窓会、楽しかった?」

「うん、楽しかったよ、参加して良かった」

食べ終わり、シャワーしてくると浴室に行った。

夏休みに入ってから大好きな運動も出来てない。

定休日の火曜日の夜は高校の友達とバドミントンをいつもやっている。

8月は行けないと伝えていて、運動不足だーとストレッチをする敦美だった。

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