10年ぶりの同窓会で再会した彼は次期社長のようです
お泊まり
土屋くんはフロントに朝の事を電話しているようだった。
やっぱり……眠い……
カクカクと首が揺れる。
土屋はそれを可愛いと思いながらみていた。
「下田、寝るならベッドに行けよ、俺はこっちのソファで寝るから」
「ハッ、だめよ、私がこっちで寝る」
「そんなかっこ悪いことできるかよ」
「全然平気よ……きゃっ」
お姫様抱っこをされてベッドに運ばれた。
頭を支えてゆっくり下ろしてくれた。
だから……慣れてるんだって
そんな事されたらドキドキする……
「大丈夫だから」
敦美の頬を手でなでてくれた。
「おやすみ…………っ何だよ!」
敦美は立ち上がろうとした土屋のバスローブの裾を無意識に掴んでいた。
「こーら(笑)パンツが見えるだろ」
「あっ、ごめんなさい」
パッと外した。
はだけた前を直して紐を結び直した。
「あの……ダブルベッドだから、寝れるよ、ソファはダメだよ」
ハァ……何でそんな可愛い事を言うかな
「じゃあ……端の方でな」
敦美は奥につめると土屋くんがベッドに入って来る。
「あの……」
「ん?」
「何かさ、バタバタでごめんね、せっかくの三連休なのにゆっくり出来なかったよね」
土屋は敦美の方を向いた。