10年ぶりの同窓会で再会した彼は次期社長のようです
敦美は土屋の肩に頭をコツンとつけた。
「下田?」
「土屋くん……私もその……同窓会で会ってから気になってて……」
「うん、嬉しい」
「お願いしますでいいのかな……どうしよー恥ずかしい」
土屋は敦美を抱きしめ、敦美の頬を手で軽く挟むと口唇にキスをした。
離れるとお互い笑いあった。
もう一度少し角度を変えて、はむはむと軽く優しいキスをした。
「ごめん、お酒くさいよね、我慢出来なかった、今日はもう寝よ」
「うん、私も呑んでるから……ごめんなさい」
「お互い様だし(笑)」
敦美は土屋に抱きしめられて眠りについた。
完全に寝不足の2人だが目覚ましは鳴る。
「ん……はぁ」
土屋は起きてぼーっとしながらベッドから出てシャワーを浴びに行った。
出てくると敦美は昨日の服に着替えていた。
「おはようー」
「おはよう、ちゅっ」
敦美の頭にキスをくれた。
夢じゃないんだよね。
ノックがあって朝食とシャツがあった。
シャツも頼めるのかなと不思議に思ったが時間がない。
2人は朝食を食べ始めた。
「美味しい〜、ここのパンて美味しくて好き」
「俺は?」
「ゴホンっ…………もう高校生じゃないんだから」