10年ぶりの同窓会で再会した彼は次期社長のようです

「うん、あと最後の日曜日は休みだよ、土屋くんの都合はわからないけど」

「出張中はあの人の都合による、なるべく晩飯を食べて自由になったら会いに行くから(笑)」

「教育係さん(笑)」

「そう、逆らえねぇ」

「ふふっ、でもキャリアウーマンかっこいい」

「そうか〜、俺は下田みたいな癒し系がいいけど……ゴホン」


あっ、今照れた(笑)

「私癒し系ではないと思うんだけどな(笑)なんなら癒してあげたいけど癒し方がわからない」

「隣にいてハグとかキスしたら癒される」

一緒にいたいってことかなって低い声で言ってくれる。

「恥ずいって」

「俺だって(笑)結構恥ずいし!」

「嘘だぁ(笑)」

2人でケラケラ笑う。

「マジで!まあ、なるべく仕事頑張って夜も会えるようにする」

「接待とかもあるんでしょ?無理しないでね」

「わかった、サンキュ、一緒に切る?」

「中学生みたい(笑)」

「きっと俺達は中学で出来なかった事をきっとしてるんだと思うな」

「うん……じゃあ、せーの」



もう〜何で電話で照れなきゃいけないの

土屋くんはともかく、私は本当に恋愛に慣れてないのがきっと土屋くんにはバレバレだよね。

でも……楽しいな

< 71 / 194 >

この作品をシェア

pagetop