10年ぶりの同窓会で再会した彼は次期社長のようです
土屋くん初めてのバドミントン
道具を積んでるからそのまま迎えに行くと書いてあった。
敦美はおにぎりを1つ作ってバックにいれた。
「いってきまーす」
駐車場で待っていると黒い高級車が停まった。
この前とはまた車種が違うセダンタイプの車だった。
「お疲れ様」
運転席から降りてラケットバックをトランクに積んでくれた。
「場所わかる?」
「うん、隣のテニスコートには何度も行ってるから大丈夫だよ」
「そっか、じゃあ行こう」
敦美は助手席に乗りおにぎりを渡した。
「わっ、助かる、ありがとう」
「うん、今日は車移動だったの?」
「午後から夏海さんとは別行動だったから昼に1度帰ったんだ」
「良かったね」
「自由に仕事できたよ(笑)」
「こーら(笑)」
「愚痴くらいはかせろよ(笑)」
体育館に姿を現すとみんながザワついた。
あっちゃんが男と来た!
「あっ、初心者なんでお願いしまーす」
敦美が言うとよろしく〜とみんなシャトルを打ち始めた。
「ここは誰が来てもいいクラブで、実力でわけて試合していくのよ」
「いきなり試合は無理だよ」
「でも試合しないとルールが解りにくいよ」
「そうなんだ」
「とりあえず打ってみよ〜」
10分打ってギブアップ