10年ぶりの同窓会で再会した彼は次期社長のようです

飲み物買ってきますと1度体育館から出た。

自販機でスポーツドリンクを買う。

やばい、腕もプルプルしてやがる。

バドミントンなめてた。

「おーい、もう1回やろ〜」

はい!と返事をして体育館に戻った。

試合が終わって年齢をきくと70代と聞いてびっくりした。

俺より息切れてないし……

何か体力作りしてるんですか?と尋ねると何もしてないと……

すごいおじいちゃん達がたくさんいた。

1番上手いと言われるコートで敦美はさっきの子と組んで男子相手に試合をしていた。

動きが速いなぁ、敦美ってすげーな

何か尊敬できる彼女っていいかも、敦美がますます綺麗でかっこよく見えた。


試合が終わると座っていた俺の所へ戻ってきた。


「疲れた?」

「もう、腕と足がプルプルしてる」

「明日の仕事大丈夫?」

「筋肉痛だろうな(笑)」

「マッサージした方がいいかもね」

「敦美がしてくれんの?」

「いいけど」

「じゃあ部屋取るけどいい?」

今週は敦美は水曜日も休みのシフトだった。

でも土屋くんは仕事だし……

「それは泊まるってこと?」

「うん」

「……ん〜」

敦美が考えている。

「泊まらなくていいよ、マッサージだけでいいよ、悩ませてごめん」

「……ううん」
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