10年ぶりの同窓会で再会した彼は次期社長のようです
「お疲れ様でしたー」
「またおいで〜」
声をかけてくれて体育館を出た。
敦美はまだ少しチームのみんなとお喋りをしていて、ラケットバックを預かり車に積んだ。
エンジンをかけて暫く待つ。
助手席に敦美が乗ってきた。
「あの……運転しようか?右腕……」
「え?」
どうやら待っている間無意識に右腕を揉んでいたようだ。
「普通車乗れる?」
「一応親の車で買い物行ったりはするから」
「じゃあ、お願い」
「うん」
2人は入れ替わって敦美が運転することに
「Soil HOTELに連絡入れたから行って」
「あー、マッサージ?」
「うん、シャワーしてからして欲しい」
「わかった…」
Soil HOTELにつくと8階へ
またこの部屋だ
「シャワーしていい?」
「いいよ」
「すぐ入ってくるから待ってて、あっ腹減ったから何か頼んでよ」
「がっつり?」
「いや、ノンアルコールビールとソーセージでいい、敦美も好きなもの頼んでいいよ」
と話しながらTシャツを脱ぎバスルームに向かった。
お腹は少し空いたけど……
メニューを見てみる。
ルームサービス高いしな、飲み物だけでいいや
敦美は電話をしてルームサービスを頼んだ。