10年ぶりの同窓会で再会した彼は次期社長のようです

「まあ、甘えるのが俺は上手いから、優しい姉貴と兄貴に恵まれたからね、敦美さんて弟いる?」

「何でわかるのー」

「姉ちゃん!って感じがする(笑)兄貴は甘えるのが下手だからなぁ」

そうなんだよね、土屋くんは私に甘えたいはずなのに

「プレッシャーもあるんだよな、きっと俺にはわからないものが……次行こ!」

「うん!」

どんどんアクティビティは進んで行く。

「キャッ」

木の板を渡っていた敦美が足を滑らせた。

「おっと、大丈夫?」

腰を持って立たせてくれた。

「大丈夫、ありがとう」

びっくりした、つい土屋くんに重ねちゃってドキドキした。

あれで耳元で言われたら……

いや、どれだけ土屋くんの声が好きなの私

晃大くんといるのに土屋くんの事を考えてる



2つのアクティビティをこなして休憩することに……

お約束のアイスを敦美のお金で食べた。

「ありがとう」

「いえいえ(笑)」

「楽しいね」

「うん!晃大くんは彼女と約束はなかったの?」

「うん、今はいないからフリー(笑)」

「土屋くんとはタイプが違うけどモテるでしょ」

「まあ、身長高くて、スポーツできて、頭もそこそこ?」

「モテる要素だらけじゃん」
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